GUEST vol.
佐藤一平さん
・千葉県在住
・2024年春・インドプラン参加
千葉県在住のエンジニアとして働く一平さん。参加のきっかけから、タビイクに参加してみて思ったことなどあれこれ聞いてみました。タビイクに参加するか迷っている方、何だか人生彷徨っている方必見のインタビュー記事です!
タビイクの参加のきっかけは?
もともと海外に行きたいっていうのは何となく思っていたんだけど、とは言って目的もないし、行ってみたいけど怖いなと感覚的に思っていて、なかなか行けなかったかな。
そんな中で仕事もプライベートもなんか上手くいかないっていう経験が長引いて、人生の負け癖みたいなのが染み付いていてナイーブになっている時に、コーチングっていうのを見つけて受けていました。週に一回のコーチングの中で、今後人生どうして行こうかって考えた時に、“澄む”を目指して生きて行こうと思って。そこに込めた意味っていうのは、世の中色んな人がいて、色んなものがあって色んなことが起きていて、ぐちゃぐちゃだけど、そんな中で自分は自分らしく生きていたいし、世の中を変えることはできないけれど、それを受け入れて生きていける度量を持ちたいなって思うようになって。
そこでここからどんなアクションをして生きて行こうかなって思っていた時に、インスタの広告でタビイクが出てきて。あーこんなのあるんだ、と思ってサイトを開いたときに、インドとかタイとかが出てきて、そこからインドに惹かれたんだよな。怖かったけど、“カオス”の言源であるインドに行ってみたいって思って。最後は航空券まで取って戻れないところまでいったのが、参加のきっかけです。
航空券取ってから行くまでの不安とかはありませんでしたか?
割とマジで日本帰って来れないんじゃないかなみたいな感覚でいて。チケット取って、あぁもう取り返すことはできないんだって思って。出発までは死に物狂いでやることやっちゃおうっていう感じだったから、仕事もいなくなると大変だからってことで直前は毎日4時間残業してて。その中でも心の奥底では、“インド行かなきゃ行けないんだ”みたいな想いがすごい燃えてて。怖いけど、もう行くって決めちゃったし、あとは周りに五体満足で帰ってくることを目標にしますって言って出てきたかな。
その気持ちとてもわかります。(笑)本当に帰って来れるのか不安になりますよね。他には何か不安とかありましたか?
あと不安だったこととしては、インドといえば普通と言われる腹痛を気にしていたこと。でもそれはなるものだって言われたので、そういうもんすかって受け入れたかな。あとは飛行機の乗り換えがあったから、英語もそもそも喋ったこともない中で、入国審査とか出国審査をするっていうのは不安だったね。
▶︎タビイクが始まってからの感じたことを聞かせてください!
タビイクの引率の印象はどうでしたか?
人間味ありすぎて面白い人だなっていうのが率直な感想かも。先生みたいな感じで人間味ないっていうことはなくって、率直に物事を言うから面白いし、温かみを感じた。インド人のこと好きなのか嫌いなのか分からないけど、やっぱり好きなんだろうなみたいな。最終日にみんなに一言ずつフィートバックをくれた時も、そんなちゃんと見ててくれたんだって、温かい気持ちになって帰れたな。
うん、わかる。引率との関係ってまた不思議で、なんかいい関係ですよね。
参加者はどんな感じでした?
俺の参加した回は5人だったんだよね。メンバーはね中々癖強かったんだけど、俺がぶっちぎりの最年長だったのに、年齢を感じない溶け込み方をさせてもらって結構楽しかったかな。メンバーのひとり、すごいバイタリティのある子がいて、ちゃんと寝てるのかい君?みたいな子で、ずーっと元気でゴープロもって走り回っててムードメーカーだったね。その子と俺がめっちゃよく喋ってて。三人はマイペースで我が道いくって言う感じで、個性は強かったけど面白いメンバーだったと思う。なんかあそこの場で終わるのではなくて、まだまだ続いてくみたいな感じが残っているのがすごく良いなって。
参加中のなにか印象的なエピソードをお聞かせください!
今ぱって浮かんできたのが、引率のゆきんこさんが糞転がしに砂漠で噛まれて。ゆきんこさんそもそも虫嫌いなのに、噛まれてサワイさんに“サワイさん!糞転がしバイトミー!”ってめっちゃ叫んでたのが記憶に残ってるかな。脳内再生できるよね。(笑)
うんうん、私も同じ引率の方だったので想像つきます。(笑)そんな時間もエモいですね。
あとは疲労でクタクタの中でちゃんと詐欺師集団に騙されて、あちこち引き釣り回されたことかな。駅でチケット取ろうとしたら、あっちだこっちだ言われてクタクタになり、その体力ヘトヘトのままショッピングして、少し時間あったからリキシャ乗ろうよってなってそれでちょっと出掛けて。その初めてリキシャ乗った時の楽しさはすごかったなって思う。面白いのが、その運転手さんのおじさんが、2〜3キロしか乗ってないのに、その道中で2回もフルーツ屋さんに寄ってて。後ろで、何これありえねー!ってゲラゲラ笑ってて。インド人だから自由なんだよね。あれ面白かったな。
あと夜にアグラから帰ってきた時にちょっと宿が遠かったからリキシャで帰るっていう選択をして、その時に運転手と値段交渉していたら、ワラワラたくさんの人がついてきて、それが怖くて。でも値段交渉が終わって運転手が決まったら、他にワラワラついてきてた運転手さん達が急に気さくになって、おすすめスポットとか急に教えてくれるようになって。それが日本ではありえない感覚だなと思って。主張するだけするけど、それは仕事だからってわけで、ダメだと分かったら急に潔さみたいなのが生まれて、それが気持ちいいとすら感じたのが印象深い話。
3〜4日目記憶が薄いのはその辺で体調崩したからかな。3日目に食欲無くして、その日の夜からお腹下して、もう帰りてーって言う感覚だったかもしれない。メンバーが女の子3人、男2人だったんだけど、男性陣2人とも死んでて。俺はお腹が痛いだけだったんだけど、もう1人は完全に熱出ちゃってて。だから一緒に介護してたなーって記憶。
やっぱりインドは体との闘いっていう部分ありますよね。
インドの印象はどうでしたか?
汚い、臭い、うるさい。予想はしてたけど、マジでこんなに臭いんだって。でも楽だなって。何が起きても、これ以上ぐちゃぐちゃになることないな、みたいな感覚。自分の人生を緩めてくれるきっかけになったかな。人懐っこいインド人可愛いし。好きか嫌いかで言われれば好きだな。
▶︎タビイク参加後の経験を聞かせてください。
タビイク参加して何か変わったことはありますか?
めっちゃある。バイタリティがめっちゃ上がった。タビイクから帰ってからずっと10年一人暮らししてたのをシェアハウスに引っ越したり。インスタのフォローするん員数も劇的に増えて。っていうのは率直に関わる人がすごい増えてるし、前に比べて関わるっていうハードルがどんどん下がっているなっていうのはすごく思ってる。もっと色んなことに挑戦してみたいっていうふうな気持ちが刺激された。
やりたいことをどんどんやりましょうみたいな。
あなたにとってタビイクの魅力とは!
行動力。行動力ぶち上げ剤だと思う。好奇心いっぱい刺激して、どんどんやりたいこと実現していく補助してくれるって感じかな。
次なる参加者に伝えたいことはありますか?
あんまり考えても変わらないってことかな。色々心配事とか出ていく前に思うし、旅中も不安がつきまとうんだけど、実際にトラブルになった時って、予想外のことばかりだから。意外と心配してたことの方が全然なんともないじゃんっていういことの方が多かったりする。
一歩先のことなんてわかんないからとにかくやりたいことをどんどん突っ込んでみたらいいよって思います!
インタビュアー&ライター
ASUKA
/タビイク2020春インドプラン参加/
/現在インターン生として活動中/