GUEST vol.
ひよりさん | Fiori
- 大阪府在住
- 2024年夏・ラオスプラン参加
滋賀県の芸大で日本画を専攻する傍ら、AppleやUSJでの勤務経験やモデル活動など多彩な才能の持ち主のひよりさん。何にでも挑戦するそのマインドで、タビイク参加を決意されたそうです。今回は、参加する前に「ワクワクしかしなかった」というひよりさんをインタビューしました。
▶︎タビイクを申し込んでから参加するまで
タビイクに参加したキッカケを教えてください!
きっかけは、シャンディさんという人に出会ったことです。シャンディさんがタビイクの引率をしていて、彼がラオスプランを紹介してくださって参加を決意しました。
申し込みをしてから参加するまではどのような気持ちでしたか?
開催の1ヶ月前に参加が決まったんですけど、人生で初めてバックパッカーで旅をするということになって、周りの大人たちとかは信じられないほど心配してて笑。知り合いからも「死なないで帰ってきてね」みたいな。
でもなぜか分からないけど私は全く死なない気がしてました。全く死なない気がしたし、ワクワクしかなくて。私は16診断で言うところのENFPなんですけど、一言で言うと人間が大好きなんです。だから今回新しいメンバーで一緒に旅をするっていうところで、そこに対するワクワクが止まらなくて。
初めましての人と旅するということに対しても、ワクワクしていたんですか?
それが一番ワクワクしてました笑。
「知らない人と知らない土地に行く」ってことがもう最高すぎて、それがワクワクすぎて心配事はゼロでした。
初めましての人と旅することにワクワクにできる性格、めっちゃいいですね!
▶︎実際にラオスについて、どのような印象でしたか?
ラオスはすごく自分に合う国だなって思いました。初めて陸路で国境を越えてラオスに足を踏み入れた時に、「あ、これを求めてたんだ」って思いました。
どのようなところでそう感じたんですか?
「何もない」ところですかね笑
これから何が待ってるんだろう、どんな景色が見れるんだろう、どんな旅が待ってるんだろうっていうワクワクがとにかくすごかったです。
あと、バックパッカーってもっともっと不便で、毎日思いバッグを背負いながら自分の力だけで歩いたりみたいな感じで想像していたんですけど、思ったよりもそんなことはなかったです。
旅が不便かどうかは、自分の行動次第なんだなと思いました。
どういうことですか?
昼間街歩きしてる間に荷物を置いてもらえる宿を探したり、自分から話しかけて現地の人に道のりを聞いたりと、自分の工夫次第で便利な旅にすることができると感じました。
行く前は現地の人にあしらわれるかなとか、質問をしても親切にしてくれないイメージが勝手にあったんですけど、実際はそんなことは全然なくて、本当に自分次第なんだなと思いました。
▶︎タビイク参加中に印象に残っていることはありますか?
ラオスにいる時に、みんなで山登りする日があったんです。でも私は当日の朝体調不良で同行はしたんですけど下で待っていたんです。
それで1時間以上ずっと下の方でみんなのことを待っていてかなり気分が落ち込んでいたんですけど、みんなが帰ってきた時に超笑顔で帰ってきて、みんな1人ずついろんな話をしてくれるんです。景色こんな感じで最高だったよとか、こんな昆虫いたよとか、集合写真とか見せてくれたりして。みんな1人1人それぞれの思い出を共有してくれた時に、体調不良で行けなかったけど、もう自分も登ったような気分になって。自分は行けなかったのにすごく楽しくて、すごく印象に残っています。
自分が登れなくて気分がブルーだったけど、登りに行った人たちがそれを共有しようとしてくれたことが嬉しかったんですね。
自分はあの場にいなかったけど、集合写真に加工で入れる?笑みたいにみんなが自分のことをメンバーの一員として大切にしてくれていて、本当に嬉しかったです。
自分からじゃなくて、みんなの方からひよりさんが居なかったことを惜しんでくれていたんですね。チームとしての関係の良さを感じますね!
▶︎タビイク期間中に印象に残っているトラブルはありますか?
最終日にヴィラを貸切で予約していたんですけど、いざ現地に着いてみると空き家で営業していなかったんです。でも、そこでパニックになるわけじゃなく「じゃあまた近くの宿歩いて探してみようよ」って全員がすって切り替えてスマホを使わずにそれぞれが自信満々に新しい宿を探し当ててきたんです。
タビイク初日にスマホを使わずに宿を取ってみるっていうミッションが課せられていて、その時はあたふたしたり時間がかかったりとスムーズには行かなかったんですけど、タビイク期間中に何回かスマホを使わずに宿を取ることに挑戦していく中で旅のスキルが上がって、最終的にはみんな臆することなく宿を取ることができるようになっていて、感動しました。
タビイク初日とかの時にうまくできていなかったことが、最終日には自信満々にできるようになったんですね!
みんな「私いい宿見つけてきたよ!」「俺のとこもいいよ!」って笑顔で宿を見つけて来て、みんな本当に手際が良すぎて、「もうみんな1人で旅できるじゃん」って思ったし、なんていいチームなんだって思って、このチームでラオスを旅することができて良かったと心から実感しました。
▶︎ひよりさんの思う「旅」と「旅行」の違いって何だと思いますか?
私が思うに、「旅行」は現地の人と喋る機会がほとんどないと思います。行きたいところがあって、プランを組んだりするのが旅行なので、友達とか親しい人とか、知ってる人と行ってその人と楽しむという感覚なんですけど、タビイクのように「初めて会う人と一緒に旅をする」ことができるのが旅だと思います。同じ宿に泊まったり、同じ列車に乗った人と出会って、またその出会った人と一緒に旅したりって、その奇跡的な出会いで運命を感じられるのが「旅」だと思います。
自分が想像していたものを経験できるのが旅行で、自分が想像していないことを経験できるのが旅。そう思います。
▶︎ひよりさんが思う「タビイクの魅力」とは
タビイクは自分の運命を変えれると思います。タビイクの魅力は、「自分がちょっと無理だと思っていること」にチャレンジするキッカケをくれるところだと思っています。私は怖いものが無理で、1人が無理で、虫が無理、潔癖症と色々苦手なものがあるんですけど、汚いところでも座れるようになったし、鞄も地面に置けるようになったし、虫も日本に帰ってきて触れるようになったし、もしラオスに1人で行ったとしても、私は6メートルの高さから水には飛び込んでいなかったと思います。だからメンバーで一緒に行動して、自分がちょっと難しいかなと思ったものでも、それを全部クリアしていけるんです。
それこそまた一人旅したいなって今は思っていますし、私は性格的に少しの距離でも電車やバスよりも飛行機を選ぶし地べたにも座らないし荷物も地面には置かないような人だったんですけど、次一人旅する時は空港泊をする必要がなくても逆にしたいと思ってます。
ほんとですか?それは逆に1人でやってみたい、という感情なんですか?
そうです、友達との旅行とかだとその友達に合わせて空港泊みたいなことは避けると思うんですけど、そうじゃなくて、1人で旅に出て1人行動をしたり空港泊をしたりみたいな、そういうことをしたいと思えるようになりました。
一般的に空港泊とかってどうしようもない時の選択肢みたいな、マイナスなイメージがあると思うんですけど、逆にそれを楽しみに変えることができたんですね。
はい。その通りで、そういったことが「ワクワク」するようになりました。タビイクに参加する前は正直「空港泊かあ」と思っていました。潔癖症にはできないことなので。でも今は全くそんなこと無くなったので、それはタビイクが変えてくれたことの一つで、そういう「変える力」があるのがタビイクの魅力だと思います。
▶︎タビイクに参加するか悩んでる人に伝えたいこと
「迷ったらやった方がいい」としか言いようがないんですけど。笑
「自分ができないことができるようになる」サービスだと思っているので、自分が今思い描いている未来がちょっとでも変わってほしいと思っている人にはおすすめです。タビイクに参加したら、もちろん旅が好きになるのは当たり前なんですけど、色々な人との交流が現地であって、その国のことをもっと詳しく知ろうという機会になると思うんです。
私は想像できないモノがこの世界にあるのが嫌で、この国の人達ってどんな生活しているのかなとか、普段どんな物を食べて、どんな顔をして生活しているのかなとか、そういうことが想像できないのであればその国に行ってみて欲しいなと考えています。想像できないものがあるんだったら、何か未知なものがそこには待っているから、実際に行って確かめてみてほしい。
わからないことをわからないままにするのはもったいないですよね。自分が想像できないものを確かめにいく旅、私もぜひして欲しいなと思います。
インタビュアー&ライター
Eisei
/タビイク2024夏ラオスプラン参加/
/現在インターン生として活動中/